Salt Hip Candle -ソルトヒップキャンドル-

Salt Hip Candle -ソルトヒップキャンドル-

Instagramを見ていると、タイムラインの中で一際幻想的かつ美しいキャンドルのギャラリーが目についた。
どうしてこんなに素敵なキャンドルが作られるんだろう。どんな人が作っているんだろう。という興味でいっぱいになった。

プロフィールを見てみると、塩尻市のキャンドル作家「Salt Hip Candle -ソルトヒップキャンドル」さんだとわかった。
早速連絡を取り、私たちの事業内容を伝えたところ、快く取材をさせていただけることになった。

 

子育てをしながらのキャンドル製作

「ソルトヒップキャンドル」として活動しているのは、柴山 弥紅(しばやま みく)さん。現在、長野県塩尻市広丘吉田にてキャンドル販売やレッスンの活動を行っている。

柴山さんは現在小学生と未満児の子供3人の母親をしながら、子育ての合間の時間を見てキャンドル作りに力を注いでいる。

活動は野外のイベント出店がメイン。在庫があっても、イベント出店するとすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりだ。

その他、委託販売を行っており、安曇野でカフェやホステルを行っている「KIIIYA cafe&hostel」さんや、塩尻市の古道具・雑貨屋の「ミミー商店」さんなどで作品の取り扱いがある。

キャンドルに出会ったきっかけ

高校を卒業した後、美容師を目指して美容学校へ進んだという柴山さん。現在、美容の道ではなくキャンドルの道へと進んだきっかけを伺った。

「よく何でキャンドルやってるの?って聞かれるんですけど。私は美容学校を出ていて、そこで出会った仲の良かった男の子が自分でキャンドルを作ってたんですよね。
それがすごく羨ましくて、えー、なんでそんなの自分で作れるの?って思って。楽しいことをやってることが羨ましく感じました。
美容学校卒業後は美容師だったりブライダルだったりネイリストをやったりしました。子供が生まれてちょっとしたくらいに資格を取りたいなって思いました。そんな時、美容学校時代に見たキャンドルの事をすぐに調べいて、、
そうやって思い返すときっかけは学生時代で、その男性の方に出会わなかったらキャンドルは頭に浮かばなかったんじゃないかなと。 」

「その後、Instagramで実際にキャンドルを制作している人を調べていて、5年前くらいに偶然見つけたのが、私が教わった先生なんです。
当初は自分で教室を開くつもりはなかったんですけど、その先生に出会ってから、私と同じように子供がいる方たちがもっと身近に資格を取れる環境が作りたくて、日本キャンドル協会(JCA)の認定校を作りました。

周りの力を借りている分、何か結果を残さなきゃっていう気持ちも大きかったです。そういった出会いがあったからこそ、現在の活動に繋がり、だんだんと自分の中で事業方針が固まっていきました。」

火を灯してこその「キャンドル」。

「キャンドルは灯りをボーッと見つめるだけでも自分を見つめ、向き合える時間になります。
忙しくてバタバタした日常の中で、5分でも時間を作ってもらって見つめてもらえるといいかなと思っています。」

「よく、キャンドルを買っても『無くなっちゃうから火をつけない』っていう方も多いと思うんですけど、キャンドルは明かりが灯ってこそ綺麗なもの。灯してこそ可愛いように作ってるので、それはもったいないって思います。
コツを知っていれば長持ちするんです。1回に1時間ほど長くつけてもらうと穴を綺麗に作ることができます。

長い時間火をつけていると炎が安定して落ち着いた穴ができ、灯してもらうことでこの穴が綺麗にできるように設計して作っているので、ぜひ日々の生活の中で灯して欲しいです。」

「使う蝋(パラフィンワックス)もこだわって仕入れていて、粗悪なものは避けたいので基本的に国産で揃えていますが、物によっては海外の方が強いものだったりもします。

使いづらいものもあるし、時間をかけて試行錯誤してブレンドをいくつかしながらたどり着いたものを制作しています。」

 

キャンドルを綺麗に魅せる

私が魅せられたInstagramでの写真の数々。見た人を一瞬で惹きつけるその写真へのこだわりを伺った。

「Instagramなどで投稿するとき、キャンドルが一番きれいに見える様にこだわりを持って撮影しています。
まず電気を消しますね。蛍光灯の光はない方がろうそくの火が綺麗に映ります。16時位の薄暗い曇りの日は反射しないから、キャンドルの灯を細かいところまで写してくれて一番綺麗に撮れます。
こういうのも試行錯誤しながら工夫するようにしていますね。」

 

今後の活動

「現在は、他県の先生と繋がりがあり話をもらっているんですが、いくつかの先生と連携して、それぞれの先生同士で技術を各地で皆が習得し、その場所に行かなくても同じように技術が学べるような環境があったらいいなって。
そういう話になったきっかけは、キャンドルを習った後、自分が今後どうにどうして行けばいいかわからないっていう生徒さんが多かったから。
販売をやりたいのか、指導をやりたいのか。そこをレッスンにして教えるっていうことを今やろうとしています。」

「今までってそういうレッスンを行ってるところはなくて、わりと技術を教わったら投げ出されちゃうんです。
実際に現場に立ってきた私たちがわかっていること・ノウハウなど、技術取得後のさらに先の枝分かれのところを習って行ってもらえればなって。 
せっかく資格を取ったのに生かせないのはもったいないので。販売したいのか先生になりたいのか、イベントに出店するのか、どんな道具が必要なのかとか、細かい事ってわからないことが多いので、そのお手伝いが出来たらなって思います。 
私も分からない中やってきていたので気持ちがよくわかります。仲間がいなくて先が見えない不安があったりするので、生徒さん同士の横のつながりで質問会みたいなのも開催して、話し合える場も作っていきたいなと。 
なのでキャンドルに興味を持っている方は私たちの教室にたどりついてもらえたら、最初から最後までシームレスにお伝いできるかなと思っています。」

活動のエネルギーの源

「キャンドルをもっとたくさんの人に手にとってほしいという思いがあります。委託先に置いてもらえれば作品を手にとって触れてもらえるかなと思って委託販売も始めたんですけれど、どんな人が買ったのかわからないのでそこが寂しいんですよね。
火を使うものだし、説明書はつけるけれど、その場で聞かなきゃわからないこともたくさんあるので、対面でお話ししながら売るのが好きですね。
イベント売りしたときにどんな人に買ってもらえたりとか、その場でこうやってやれば綺麗に灯せるよとか、いろんな話ができるので。
そこで喜んでもらえたり、キャンドル好きなんですよって言われるとやる気が出ますね。」

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Salt Hip Candle -ソルトヒップキャンドル-
〒399-0701 長野県塩尻市広丘吉田557−10

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